第6章 忘れたい物事ほど思い出す
そんな事を考えると襖の向こう側から新八と神楽の声が聞こえた。
新八「銀さん、天音さん起きたんですか?大丈夫なんですか?」
神楽「天音ちゃーん、もう泣いて無いアル?」
銀時だけではなく、万事屋全員に心配を掛けてしまったと天音は心が痛んだ。
銀時の口からではなく、自分で現状を伝えようと
自ら立ち上がり襖を開けた。
天音「心配かけてごめんなさい。もう大丈夫!」
そう言うと新八と神楽はパァっと表情が明るくなり
神楽については、天音に抱き着いた。
しかし、勢いが強すぎたのかそのまま床に倒れ込んでしまった。
銀時「おいィィィィっ!天音はお前みたいな怪力じゃねぇんだよォ!!怪我でもしたらどーすんだァァ!」
天音「あははっ大丈夫ですよ銀さん。」
新八「皆さん、朝ごはん食べましょう!」
そうして全員で机を囲み食事を済ませるのだった。