第6章 忘れたい物事ほど思い出す
私は何も被らずに寝ている銀さんに布団を掛ける事にした。
「いくら夏だからって風邪引いちゃいますよ。」
銀時「…やっと起きたか。」
「はっ!ごめんなさい!起こしちゃいましたか!!」
布団を掛けたタイミングでいきなり喋るんだもん。
びっくりしちゃうじゃんか。
銀時「さすがにこんな体勢で寝られやしねーよ。」
確かに。私も絶対無理だ。
本当に極限まで疲れた時くらいしか
座ったまま寝れる自身なんて無いや…。
でもどうして座ったままこんな所に居たのかな。
「とにかくちゃんと布団に入って寝てください。」
銀時「待ってた。」
「え?」
銀時「お前が目を覚ますの待ってたんだよ。」