第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
土方は天音の両腕を掴みそのまま
身体全体を近くの壁に押し当てた。
天音「…ひ、土方さん…?」
土方「……思わせ振りならやめろ。」
天音「…え、どういう…」
今の状況も土方のセリフも、何一つ理解出来ない天音は
とにかく焦り、必死に理解しようといていた。
その行動も虚しく、土方は更に天音に言葉を放つ。
土方「好きなのか?」
天音「何が…ですか…?」
土方「万事屋。」
天音「え…皆の事は好きですけど…」
土方「ちげぇよ…あの天パだ」
そう言われて銀時の事だと分かったが
どうしてそんな事を、そんな真剣な顔で聞いてくるのか天音はわからなかった。