第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
天音は土方を呼び止め土方の元へ走る。
何がなんだか分からなかったが、天音は
土方の方へ手を伸ばした。
どんどん近づいてくる天音の顔に
遂に動揺しはじめる土方。
土方「ちょ、おま、何やってんだよ!」
天音「ちょっと!動かないでくださいよー!」
そう言って怒る天音にそれ以上何も言えなかった土方は
黙って大人しく天音が何かをやり遂げるのを待った。
すると手は土方の髪の毛辺りでワサワサ動き
すぐに頭から手が離れ、その手には小さな葉っぱが摘まれていた。
天音「頭に葉っぱ付いてました。変身出来ますね!」
土方「…………。」
楽しそうに笑う天音を見て土方の何かが壊れた。