第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
席はカウンター。
前に立っているおばちゃん店員が天音と土方を見てい意味深な笑みを浮かべ話しかけてきた。
店員「あら土方さん、女の子なんて連れちゃってやだぁ〜!デート?」
土方「ちげーよ、おばちゃん、いつもの。お前も好きなもの頼め。」
”デート”
勿論経験等無い天音はデートというものが
一体どういうものなのか、そしてこの状況が
デートと言われるようなものなのか、想像もつかなかった。
そんな事を少し考えたが、メニューを見て全て吹っ飛ぶ。
天音「ん〜…どれにしようかな〜…」
優柔不断。
メニューと睨めっこをしてなかなか
食べるものが決まらずしばらく天音は悩んだ。
その横で土方は軽く微笑んだ。
天音には見られていなかったものの
おばちゃんには見られていたみたいで
早速土方はいじられ始めた。
店員「何笑ってんのよ〜何何?ラブ??」
ニヤニヤしながら土方をいじり続ける。