第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
まさかそんな顔に出てたのかと戸惑った土方だったが
平然を装い素っ気なくおばちゃんに返事を返す。
土方「そんなんじゃねーよ。」
一体何度このセリフをはいたかわからない。
店員「もうっ!素直じゃないねぇ!ま、頑張りなさいな!」
素直じゃない。そう言われて、土方はこの前近藤に言われた言葉を思い出した。
『素直になれ。』
土方(俺は素直じゃねぇってか、ま、そうかもな。)
天音「よし!!決めた!!唐揚げ定食で!」
店員「はいよ〜!」
土方が考えている間に天音はメニューを決め
おばちゃんに注文をする。
そして数分後料理が目の前に出てきた。
店員「はい!唐揚げ定食と土方スペシャル!」
天音は自分の料理よりも、土方の料理に度肝を抜いた。