第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
一方、銀時の気持ちも神楽の悪行も
そんな事は何も知らない天音は土方の元へ足を運ぶ。
天音「ごめんなさい遅くなってしまって。」
土方「えらく時間かかってたな。何かあったのか?」
天音「へ?あぁ、ちょっと銀さんがいきなり体調悪くなってしまいまして…でも神楽ちゃんが看てくれるらしいので、とりあえず大丈夫です。」
土方「いきなりって何だそれ。」
その部分に引っかかった土方は興味本位から
天音に質問を次々と続ける。
天音「んー…よく分からないですけど。いきなりです。」
土方「なんじゃそりゃ…。」
しばらく二人は街を歩き他愛もない会話をした。
楽しそうに万事屋での出来事を話す天音を見て
土方は何故か少し胸が締め付けられるような思いに駆られた。
そしてやっと食堂へ入り二人は椅子に腰をかけた。