第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
”後にしろ”この意味が理解出来ずにいた天音は
首を傾げ、キョトンとした顔で土方を見た。
土方はため息を付き、煙草を消して口を開いた。
土方「飯だ飯。この前約束したろ。行かねぇなら帰る。」
それを聞いてそうだ!と思い出した天音は
その場を去ろうとする土方を呼び止める。
天音「土方さん!行きます行きます!けどここの掃除終わってからでいいですか?」
まだまとめたゴミを捨ててなかったため
今すぐにという訳にはいかなかった。
土方はここで待つとだけ言って、家にもたれかかった。
待たせてはいけないと天音はフルスピードで掃除を済ました。