第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
土方「!?何だよ、何いきなりでっけぇ声だしてんだびっくりするだろ!」
天音「だって…せっかく掃いて綺麗にしたのに…」
悲しげな表情で地面を見つめる天音を見て
土方はその視線を追い自分も地面に目を向けた。
そこには今自分が吸っている煙草から落ちたであろう灰が
土方の足元でサラサラと風に揺られていた。
土方「これくらいすぐ掃けるだろ。もう吸い終わるから待ってろ。」
天音「もう…そんなに煙草ばっかり吸ってたら駄目ですよ。」
土方「分かったから、説教なら後にしろ。」