第4章 浮かれてばっかいたら痛い目に遭う
銀時は自分よりも遥かに背の小さい天音が
必死に背伸びをして自分の心配をしてくれている
天音を見て衝撃の可愛さに顔が更に赤くなる。
しかも上から見下ろしている事もあり
自分の貸した着物の隙間から水着がチラチラの見え隠れしていた。
このままだとストッパーが外れる、そう思い
天音の頭を掌で押し、自分から離した。
天音「ちょ!何するんですか!熱があったらどうするんですかー!!」
銀時の気も知らず、手をぶんぶん振り回す天音。
だがその手は銀時には届かず空回りするばかり。
漫画などでよく見る光景だ。
銀時「熱とかないから、銀さん不死身だし?だからそういう事するのやめろ、お前のやる事は心臓に悪い…」
天音「ガーーーーン……」
効果音が思わず口から出てしまう天音。
心臓に悪い心臓に悪い心臓に悪い心臓に悪い…
この言葉だけが天音の頭の中で無限ループされ
銀時が入る方とは逆にノロノロと歩き出し
止まったかと思えばその場で三角座りをして
膝に頭を付けてしまった。