第4章 浮かれてばっかいたら痛い目に遭う
そんな仕草も可愛いと、理不尽にも思ってしまう銀時だったが
誤解を解くため天音の元へ行き優しく声を掛けた。
銀時「何落ち込んでんだよ天音ちゃん?別に悪い意味じゃないからね?だから落ち込むな。」
顔を埋めたままの天音の頭をくしゃくしゃと撫でる。
天音「じゃあどういう意味ですか…」
顔を上げずに真意を問おうと口を動かす天音。
この時既にもう銀時は自分の気持ちに気付いていた。
だが口で言うのはまだ無理だと思い、セリフを軽く濁す。
銀時「…そんなの、いずれ分かるさ。」
天音「銀さんの意地悪。」
天音は埋めていた顔を上げムスっとした顔で銀時を見た。
しかし銀時はニヤっと笑い立ち上がる。