第3章 人は一人では生きては行けないもの
スーパーを出て再び道を歩く。
辺りはさっきに比べて大分暗くなって日も出ていなかった。
さっきあそこにあったであろう太陽が建物に沈み
その周りだけが濃くオレンジ色に染まっていた。
特に会話は無く、沈黙の中足を進めていると万事屋に着いた。
「あの、またまたありがとうございました。すみませんこんな時間まで振り回して、忙しいのに。」
土方「いいんだよ、ま、また休みの日にでも声かけるわ。」
「はい、楽しみにしてます。」
そう言って私は土方さんに笑いかけた。
すると土方さんも少し笑って、じゃあまたと言い残し家の前で別れた。