第3章 人は一人では生きては行けないもの
「じゃあ私帰りますね。」
なんだかんだで長居しすぎた為辺りはオレンジ色に包まれていた。
ご飯も作らないといけないし、帰りにまたスーパーに寄って
銀さんのも買っていかないと駄目だったので
そろそろ撤退しようかと思った。
土方「また何かあっても困る、送ってってやるよ。」
「いいですよ!帰りスーパーよらないとダメですし。」
土方「いい。俺が好きでやってんだ。気にすんな。」
大丈夫とは言ったものの、土方さんに言われた事で
この前の事を思い出して少し怖くなった。
ここはお願いしてもいいのかな。
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて。」
そして新撰組の皆に再度挨拶をして
私と土方さんはひとまずスーパーへと向かった。
近藤「何だ?トシのやつヤケに色気づきやがって〜。」
沖田「鬼の副長ともあろう者が浮かれたもんでさぁ。まさかあの女に惚れちまったんですかね?」
近藤「さぁな。まぁ、そうだとしてもそうじゃなくても、トシはトシだ。何も変わらねぇさ。」
私達が屯所から出た後、二人がそんな会話をしてた事など
私も土方さんも、知るはずもない。