第3章 人は一人では生きては行けないもの

「………近藤さんが言ってた事って……何でしたっけ？」


ズコッ


土方「…はぁ、何でもねぇ、忘れろ。」


私が言葉を発した瞬間土方さんの身体から気力が無くなっていくのが分かった。
それと同時に私の頬に当てられていた手も、ヘナヘナと床へ落ちていった。


「忘れろって言われても…気になります。言ってください。」


土方「だーーー！！いいっつってんだろ！！しつけー！！」


「？？？何顔赤くして怒ってるんですか？」


土方「〜〜〜っ！！」


何故かゆでダコみたいに顔を赤くしてる土方さんを見て
謎は深まるばかり。この人は一体何を言いたかったんだろう。


意味深(私からすれば)な発言をうやむやにされ
少しイラっとしてしまった私はあげるはずだった
マヨネーズを取り上げた。