第3章 人は一人では生きては行けないもの
「ほんといろいろありがとうございます。これ、お礼に。」
私は袋からマヨネーズを取り出し土方さんに渡した。
まわりから見れば多分凄い光景だと思う。
男と女二人きり、マヨネーズを渡す女。
どんな状況だよ。ってね。
土方「いいのか?つーかホントに買ってきてくれたのか。ありがとな。」
「いえいえ。近藤さんと沖田さんの好み分からなかったら悩みましたけど、土方さんはマヨネーズって分かってたので即買いでしたよ。」
土方「でも俺別に何もしてねーけどな。あの時だって俺が助けたわけでもねーし、助けたのはあの糖尿病野郎だからな。」
「そういう問題じゃないですよ。私がただお礼がしたかっただけです。あ、銀さんもそうですけど土方さんもマヨネーズばかり食べてたら健康に悪いから気をつけてくださいね!」
銀さんも相当身体に悪いものばかり溜め込んでるけど
土方さんも人の事言えるタチじゃないよね。
…まぁ、甘党は分かるとして、マヨラーって偏食すごい。