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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第14章 パイロットさんに挨拶


大野視点

S「Mr.ミヤサト」
 翔くんが俺の横に走ってきた。


(え?なに翔くん?)

 がっしり俺の肩を掴んで話し出す。

S「He's a leader of ARASHI. please call him Leader.」


(え! え? リーダー?)


ミヤサト「Leader? Oh I'm sorry. ヨロシク オネガイシマス」
 ミヤサトさんが両手で握手を求める。

(わ! ちょっと 翔ちゃんがあんなこと言うから…気を使わしたじゃないか…)


 翔くんがニコニコ笑って 背中を押す。


(苦手なのに…)
「こちら こそ よろしくお願いします」
自分でも分かる ぎこちない握手をする。


ミヤサト「Your group is good.」

「Thank you very much.」
笑顔で手を離した。


(いい人だ… やっぱ褒められるとうれしいな)


スタッフ「では、ヘリの準備お願いします」

 うちのスタッフの声で、向こうの人たちが慌ただしく散っていった。




 ニノが曇り空を見上げてふうっと息をはく。



浜地「皆さんもヘリの近くまで行きましょう」
 浜ちゃんが俺たちに声をかけてきた。


浜地「二宮さん 大丈夫ですよ。さ 行きましょ」
 ニノを優しく誘導する浜ちゃん。

N「はい」
 平然を装いながら動き出すニノ。

A「はーい」
 そんなニノの横をニコニコ歩く相葉ちゃん。



 黒いヘリの方に歩き出す二人の後ろをついて行く。



浜地「この機体が登退場に使う“嵐ヘリ”です」
 ヘリコプターを両手で紹介する浜ちゃん。


黒い機体に 今回のコンサートロゴが印刷されている。


(これに 乗るのかぁ)


A「おお!」
 相葉ちゃんの高揚した声。

N「なんだかんだで“嵐”入れたいんですね」
 はーっと息を吐きながら見上げるニノ。




機体の周りに沢山の 人ではないモノが浮遊している。


(ヤナヤツじゃねーけど あんまり 纏わりつかれてもなぁ 一喝しとくかぁ)


《オレラ ノ ニ サワンナ!》


 蜘蛛の子散らしたように いなくなるヤツら


(ちょっと キツメだったかなぁ…)


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