第13章 次の場所へ移動
みんなが智くんを見る。
O「ようは、松潤が思った『伝説的なライブ』にすればいいんだ!!」
智くんが力強く そして穏やかに言う。
(さすが我らのリーダー!!)
「キレキレバリバリでお願いします」
智くんに頭を下げる。
O「おお!任せとけ」
智くんが力強い返事をくれる。
(役得!役得!
くーーー
智くんダンスが間近で感じれるなんて!幸せぇぇ)
A「言いましたね?聞きましたよぉ」
雅紀もテンションを上げる。
(雅紀も智くんのダンス 楽しみなのかなぁ)
N「ほら、さっさと着替えて、本業に行くよ」
ニノが潤の腕を引かれ、立たせる。
M「うん…」
素直に立ち上がる潤。
A「俺が着替えさせてあげるよ♪」
雅紀が手をわらわら動かしながら潤に手を伸ばす。
M「自分で出来ますぅ」
潤がひらりと逃げる。
残念そうな顔をする雅紀。
ふふっと笑う智くん
「入っていいか?」
外から声がする。
「はい」
返事をすると、チーフが入ってきた。
チーフ「…問題はないようだな」
N「はい ないです」
ニコッと笑うニノ。
チーフ「このまま ヘリの待機場に向かう。狭いがここで着替えてくれ」
A「分かりました」
自分の荷物の前に移動する雅紀。
一人三席をマイスペースにして振り分けている。
チーフ「お願いします」
運転席のほうに合図を送るチーフ。
運転手が親指を立て、エンジンがかかる。
車が一定のリズムを刻みだす。
チーフ「着替えながらで、いいから 耳に入れてくれ
今回のヘリコプターは『マカニ・カイ・ヘリコプターズ』所有の機体を借りた。
1988年に創立されたハワイでは実績のある有名な会社。
操縦士さんの名前はミヤサト エイキさんという
ミヤサトさんは、操縦歴26年の大ベテランだ。
乗り込む際にきちんと紹介するが
自分の命を預ける人だからな、失礼のないように!」
N「わかりました」
そう こうしている うちに ヘリコプターの待機している駐車場に着いた。