• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第74章  長い夜


相葉視点

ニノの部屋の前で お医者さんが俺たちの方に体を向けた。


(なに? 何か用事?)


 お医者さんが何か 英語で言って掌を俺たちに向けた。

「え…なんで」

(早口だった英語 ルームだけ聞き取れたけど

 俺だって その顔とその手でNOって言ってる位 分かる)




 翔ちゃんがお医者さんに何か言っている。
 お医者さんが翔くんに小さく頭を下げる。


(どうしてなの はぁ ねー 説明して


 胸が苦しいんだ 一緒に居ないと 息ができない!)




S「俺が中に入るから 智くん 雅紀お願いね」
 選択肢はないと言う顔の翔ちゃん。

O「ああ」
 大ちゃんが俺の背中をポンポンと叩く。


(しょうちゃん どうしも…ダメなの…)


 お医者さんと翔ちゃんがニノの部屋に入っていく。


 バタンと扉が閉まる音が廊下に響く。



   に のぉ… …





O「大丈夫か?」
 大ちゃんの声と背中に手を感じる。

M「部屋に戻ろうか?」
 潤ちゃんの声も聞こえる。



(俺の側で 俺を気にして 俺の事で怒ったり笑ったりの…

 俺は また

 手を握ってあげる事も出来ないの…)


大ちゃんの脇から体を動かしニノの部屋の扉に一歩近づく。



「うぅん」

(イヤだ イヤだ 今度 こそ 一緒に!!)


M「ほら ここに居ても 俺たちは部屋に入れてもらえないよぉ?」
 潤ちゃんの手が俺の方に伸びてくる。


(触るな!!)
潤ちゃんの手を払う。

 潤ちゃんの大きな目がもっと大きくなった。


(あっ!
 潤ちゃんに こんな態度とっちゃダメじゃ…

 もう どうしたの 俺…)
フラフラしながら、廊下の壁にもたれ座り込む。



M「相葉くん。そんな所に座っちゃダメだよ」
 潤ちゃんが俺の前にしゃがむ。

「いい 俺 ここに居たい」
首を振って 膝に顔を押し付ける。


(今の顔 誰にも見せれない
 きっと ものすごく情けない顔してる…)
/ 667ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp