• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第73章  ホテルに到着


相葉視点

黒スーツの奴らが車の扉を開ける。
開いた引き戸の内側は ユラユラ空間が揺らめいている。


(車を触っても “みんな”が動かないから
 敵では ない な 多分

 そうか
 『空間の移動』でホテルに帰るんだね

 じゃ 生身で あのワープゾーンみたいな所に入るの?)



躊躇なく揺らめく空間に大ちゃんが入っていく。


(入っていったよぉ)

潤ちゃんが微動だにしないで立っている。

(落ち着いてるね 俺も堂々としてないと…)


M「相葉くん ニノと一緒に先乗って!」
 潤ちゃんが背中を押してきた。

「いいの?」

M「ああ」

「わかった(大ちゃんも乗ったし) 先に乗る いこう ニノ」
ニノの腰を押して歩き出す。



「この移動でコケちゃまずいよね?


 せいの よいしょ!」

車に乗り込む足をニノと二人三脚のようにタイミングを取る。

(返事は、ないねぇ)

ゆらゆらのところに足を入れる。

なんの違和感もなく

アイボリーのホテルの廊下に目の前が変わった。


「わ!すごい ホテルだ!」



O「和也」
大ちゃんが走ってくる

その後ろに 橋本さんが車いすを押してくる。
(車いす? あぁ ニノを乗せるのか…)


O「もう いい 座れ!」
 語尾が強くなる大ちゃん。


その声を聞いたニノの体が、ガクッと崩れた。

「わ!」
 ニノと一緒にくずれそうになる。

S「よぉ!」
 翔ちゃんが後ろからニノの腕をつかんで一緒に支えてくれた。


ニノの体からドンドン『生きてる感』が薄れていく。

O「ああ ゴメン! ちょっと 早かった?」
 ニノの脇に自分の肩を入れる大ちゃん。

「おぉ(ちゃん!!
 ここだから いいけど

 大ちゃんの声は 俺たちの体にものすごい影響があるんだよ!!)

俺の訴えに反応しない大ちゃん。

S「いや 大丈夫…」

(翔ちゃん! 大丈夫なもんか!)

橋本「こちらへ」
 橋本さんが車いすを動かす。

(ああ 待って!俺がぁ)



 「相葉くん」
 誰かだ俺の腕を掴んで引かれる。

(ちょっと 誰!!)

掴んだ相手の方を向く。

(なんだよ!)
「松潤!はなっせ!!」

いつもならスンナリは離れれる潤ちゃんの腕が払えない。

(はなせ! ニノんとこ行かなきゃ!!)
/ 655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp