第72章 緊急 ホテル帰還
相葉視点
翔ちゃんがチーフの方に駆け寄る。
潤ちゃんも立ち上がる。
(チーフもきた!)
立ち上がろうと体を動かすと、横のニノがゆっくり俺の方を見上げた。
「どうしたの?」
動いたニノに問う。
ニノの口が小さく開く。
藤渕「いま 橋本さんと浜地が陣を整えている 整い次第 お前たちは動け」
チーフの力強い声の方に気を取られる。
吉桜「ここは我々にお任せください」
本郷「うちの相葉くんをよろしくです」
二人が翔ちゃんに声をかけている。
(なんだよ うちのって
あ!
突っ込みより ニノが何か言いたかった事の方が優先だ)
再びニノの顔を見直すと 表情のないニノに戻っていた。
(やってしまった
なにか 言いたかったの?って
聞いても きっと 言わないだろうな…)
浜地「お待たせしました 移動可能になりました
大野さん合流後移動します」
浜ちゃんが他のマネ達に声をかけながら俺たちの側に来た。
(ああ 浜ちゃんきた!
ぁぁ よかった なんか ほっとしたら
胸がまた痛くなってきた)
M「落ち着け… 大丈夫だよ」
潤ちゃんが肩のポンポン 腰をポンポン と リズミカルに叩く。
「ぅうん」
(ふー 落ち着け… 俺がしっかりしないと…)
おおちゃんが戻ってきた。
(よかった これで ココから 離れれる…
ん? なんだろう
離れたい? ヤなものが いるの?)
胸をさすりながら 周りを確認する。
日翅ちゃんが 俺たちの方を見ないでテキパキ動いている。
浜ちゃんがニノの横にかがむ。
浜地「二宮さん 大野さんが帰ってきたので、部屋を出ます」
優しい口調で移動を伝えた。
N「はい」
ちゃんと返事をしてゆっくり立ち上がるニノ。
「足元 気を付けて…」
俺もニノに声をかけ、ニノの手を取る。
N「はい…」
返事を返してくれるニノ。
(調子狂う…)
ゆっくりなペースで歩き出す みんなを
いつもは ぜったい みんなの前に現れない
俺の… 俺たちの眷属たちが こちらを見ている。
《問題ない 下がっていろ》
大ちゃんの人に聞こえない命令が響く。
(こわっ 大ちゃんも余裕ないんだね…)