第10章 仲良くお仕事に行きましょう

櫻井視点


『行こう』と言って智くんを立たせて手を引く。



二人で手を繋いで、エレベーターに乗る。
たった一階上がるだけだからすぐ扉が開く。


扉を開けると、見知ったスタッフが駆け寄ってきて「おはようございます」と言われた。


「おはようございます」
軽快に朝の挨拶をする。



Ｏ「おはようございます」
　智くんも挨拶する。


　直ぐに橋本さんが近づいて来る。


（橋本さんが付けば、俺は離れよう…）


吉桜「お飲み物は？」


「お茶でいいよ」（さっきまでコーヒー飲んでたし…）

吉桜「はい」
　離れていく。


部屋のソファーに腰かける。



Ａ「おはようございまーす」
　雅紀の元気な大きなの声が聞こえる。



ｽﾀｯﾌ「櫻井さん　すみません」

「はい」


ｽﾀｯﾌ「頼まれていた、現地スタッフの名前と配置図です」

「あっ　出来たの？　ありがとう！！」





藤渕「おはよう」
　チーフが奥の部屋から出てきた。


Ｎ「おはようございます」
　ニノが挨拶をする。


藤渕「よく眠れたか？」
　立っている潤の側に行くチーフ。


Ｍ「はい」
　はっきりした声で返事をする潤。



藤渕「じゃ　すわってくれ」



　立っていた潤と雅紀が椅子に座る。



ﾁｰﾌ「では、今日の取材の内容を確認する」




　・　・　・



ﾁｰﾌ「衣装は隣の部屋にある　着替えたら直ぐ出る　以上だ」



ﾒｲｸ「二宮さんと相葉さんは先にメイクしまーす」

Ａ「はーい」
　右手を大きく上げて返事をする雅紀。

　対照的に無言でニノがメイクさんの方に向かっていく。




ｽﾀｯﾌ「松本さん　お電話です」

　子機に耳を当てる潤。




ｽﾀｯﾌ「櫻井さん先に着替えお願いしまーす」

「はい」
椅子から腰を上げ、衣装のある部屋に移動する。


　名前の札が付いた服に手を伸ばす


（白いパンツにアロハ柄のジャケットかぁ…）



他のメンバーの衣装も見に行く。

（わぁ　ニノの衣装　柄攻めすごいな


　智くんの衣装　ちょっと落ち着きすぎないかぁ…
　雅紀と潤のは　いいと思うけど）