第71章 接待と食事
相葉視点
吉桜「あぁ 僕がします 僕がします!!」
布巾を持った吉桜くんが俺の手を止めさせる。
(あ…翔ちゃんの…)
M「ああ 落としちゃってね ごめんね よろしく」
そんなに広くないテーブルの下に男三人と ニノの足。
(作業のじゃまだね…)
テーブルの下から ほふく後進?して出る。
直でプリンを触っちゃったから手がベタベタする。
(この紙 いいかな?)
食器の側にある 束の紙を数枚取って手をふく。
「ニノのプリン 中身出ちゃったから こっち食べる?」
自分が一口食べたプリンを指さす。
首を振るニノ。
(ですよねぇ じゃ…)
「にのぉ これとか どう? こっちは?」
多分潤ちゃんが取り分けてくれた料理を指さす。
N「いい」
小さく返事をして丸くなるニノ。
「お気に召しませんかぁ?」
(眠いのかぁ…
あ 今のうちに 潤ちゃんのご飯取ろう!!)
潤ちゃんがテーブルの下から出てきた。
(わ!もう出てきた!)
「さっきね 翔ちゃんに潤ちゃんのご飯も頼まれたんだ!」
M「俺の?」
「うん(ちょっと量 多かったかなぁ)全部食べれるでしょ?」
M「た 食べれる…けど 量が…半端ない」
引き気味の松潤。
(やっぱり?でも)
「大丈夫 食べて!
モモちゃんも演舞大変だったんだから 後で体力ごっそり持ってかれるよ?」
親指を立て口角を上げる。
M「ああ… 確かに…あとで…
てか ここで そうゆうこと言うなよ」
クッっと口をつむって俺を睨む松潤。
(わ!コワッ!)
「大丈夫だよ ね? 吉桜くん」
テーブルの下から出てきた吉桜くんを道ずれにする。
吉桜「はい 問題ありません」
笑顔の吉桜くん。
(わー なんか この子話しやすーい!)
本郷「おぅ待たせしてないかも ですけど デラックスフルーツ盛り合わせです」
フルーツ船盛を日翅ちゃんが持って入ってきた。
吉桜「お疲れ様です」
一礼して迎える吉桜くん。
本郷「おう!」
ドンとテーブルの上に乗せる先輩風を吹かす日翅ちゃん。
N「もも…」
船盛を見て つぶやくニノ。
「もも?(ひわちゃん!)あるぅ?」
本郷「ごぉざいます!!」
テンション高めの日翅ちゃんが櫛切りにカットされた桃を皿に取り出す。
(食べたい物…あってよかった)