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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第69章 やっぱお着換え


相葉視点

コンテナの中に入ると服の入った籠が五つあった。


「あ 着替え発見!」

一つのかごの前に行く。

(さっき朝の服って言ってたから、どの服だろうと思っていたけど この 服なのね)


衣装のズボンを脱ぐ。

乾いたタオルも横にあったから それも取って体をふく。



藤渕「お!もう着替えてるか?」
 藤渕さんが入ってきた。

「もう ノックぅ」
半裸の体を両手で隠す。


藤渕「悪い悪い」
 悪ぶれることなくズカズカ入ってきた。

 翔ちゃんが藤渕さんの方に近づいて話し始めた。

(なに話しているのかな?

 気になるけど 早く着替えて場所開けないと)

 藤渕さんが大きなカバンを開け 残りの三つある服の山の一つを入れ始めた。

「それって ニノの?」
自分の身支度ができたから話しかける。


藤渕「ああ そうだが?」
 カバンに服を入れている途中の藤渕さんが手を止め俺を見る。

「じゃ 俺 持っていきます!」
(車の中で 着替えたら 移動しなくていいし ね)

藤渕「そうか」
 カバンのチャックを締めようとしている。

(俺が閉めます)
カバンをのチャックに手を伸ばす。

「じゃ 翔ちゃん先行くね」
カバンを肩にかけコンテナから出る。


コンテナを出ると、同乗していたスタッフくんが車の扉の前に立っていた。

スタッフ「早いですね どうぞ」
 扉を開けてくれた。

「ありがとう お待たせ!」
車の中に入る。

M「はっやっ」
 車の中で 大ちゃんがニノを抱きしめて 潤ちゃんが傍にいる。 

(え? なに)

大ちゃんと潤ちゃんの顔見て

(うん 問題はないみたいだね)
「藤渕さんがさ ニノの着替え持って行けって」
開いている椅子にカバンの中身を出し始める。

「下着 タオル インナー」


M「じゃ 次ぃ俺行く」
 潤ちゃんが立ち上がる。

「マキで!!」
腕をブンブン振る。


M「わーってるよ」
 潤ちゃんが苦笑しながら出ていく。


「大ちゃんも行きなよ ニノは俺が見てるから…」
ニノの隣にゆっくり座る。

N「なんで 相葉さんに見てもらわないといけないんですか?」
 大ちゃんに抱き付いた状態で俺を睨むニノ。

(そんな目で見ても怖くないよ)
「体痛いんでしょ?」
真っ直ぐニノを見る。

 何も言葉を返せないニノ。
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