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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第68章 ヘリから車へ


松本視点

もらった蒸しタオルで顔を覆う。

コンサートが終わって そのままで 打ち上げに向かっているから まだ体の熱は燃えている

(クールダウン する前に 酒かぁ…おいしいだろうけど

 明日もあるしなぁ)


N「地下にある会員制レストランだったよね?」
 ニノがやっと話に入ってきた。

顔に乗せたタオルを頭に乗せる。

A「一般の人はいないね?貸し切りだよね?」
 スタッフに食い気味に話しかけている相葉くん。

スタッフ「はい。完全貸し切りです」
 少し困った顔のスタッフ。

(そこまで寄らなくても…)

A「おけ!」
 親指を立てる座りなおす相葉くん。 

「なにが『オケ』なのぉ?」
シートベルトをしたまま、相葉くんにもたれていく。

A「食べたい物 食べてるでしょ?飲みたい物 飲めるでしょ?それからぁ」
 相葉くんが大げさに指を折っていく。


「はいはい 程々の暴飲暴食にしてくだしゃいね」
体を起こし席に座り直す時 噛んだ。


S「しゃい?」
 んっと口を突き出して翔くんが指摘してきた。



「うぅー く だ さ い!!」
口をモゴモゴ動かして ちゃんと発音して言い直す。


S「よろしい!はははは」
 少年のような顔で笑う翔くん。

(もう 噛むと遊ばれる…)
恥ずかしくて頭に乗せたタオルを広げ、髪や耳を隠し表情を見えないようにする。

 スタッフが携帯持って大野さんと話している。

(連絡ついたのかなぁ)

 携帯をしまいながら俺たち全員に聞こえる声でスタッフが「チーフが着替えルーム作製しているそうです」と言った。

(ルーム作製?)

A「お着換えタイム!!」
 持っているタオルで体をふき始める相葉くん。

「作製中って御簾に入れって?」
頭に乗せたタオルを首に賭けならスタッフに聞く。


スタッフ「みす?」
 不思議そうな顔をするスタッフ。

(あ!)

S「クー 冷えたビール飲みたい!!」
 翔くんが両手を上げて、叫ぶ。


A「そうだね♪」
 相葉くんが翔くんの叫びに乗っかる。

(この スタッフ ノーマルだった 最近従者ばかりだった しくじった)

 ゆっくり 俺の方を向く翔くん。

(すみません すみません)
スタッフに怪しまれない程度に 頭を下げる。
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