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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第62章 〜インタビュー映像〜 メインステージの下


櫻井視点

自分のスペースに吉桜が立っていた。

吉桜「お疲れさまです」
 角度30のお辞儀までする。

「お疲れ様」
(敬礼って…まぁ真面目が持ち味ですって事かな)

ハワイアン柄の上着を脱ぐ。

 サッと後ろに回った吉桜が「報告します」っと衣装を受け取りながら言う。


「はいはい 何でしょう…」
履いていた靴を脱いで、パイプ椅子に座る。


 座ったオレに合わせてしゃがんだ吉桜がペットボトルを差し出す。

「ん」
小さく頷いてペットボトルを受け取る。

 しゃがんだまま吉桜が喋りだした。

吉桜「橋本さんが、犬飼さん達と後処理するそうです。
  ですので、我々は警護継続です」
 言い終わると立ち上がり、ピシッと背筋を伸ばした。


「ん だから、カメラ外されたのか?」
ちょっと揶揄う。

吉桜「外されたんじゃないです!戻ってくるように言われたんです」
 両手をグーにして言う吉桜。

「はは(かわいい反応…)じゃ、その指示従ってて」

吉桜「はい」
 笑顔で返事をする吉桜。

(吉桜は ケイ姉ぇのお抱え部署から来た成長中の人材
 覚醒するまでは、俺が守ってやらないと…)


(蒸しタオル…)
ベタベタした体を拭くために手を伸ばす。

吉桜「はい」
 素早く俺に渡してくれる。

「ありがとう」
ベタベタの体を素早く拭いて、次の衣装に着替えていく。



スタッフ「失礼します」
 スプレー缶と櫛を持ったスタッフが俺に近づく。

髪形を直してもらうために、目を閉じる。


(ふうぅ 次は ジャンプアップ…


 ニノの行動 桔梗の確認
 やっぱ なんか 渦巻いているんだなぁ)


スタッフ「OKです」

目を開けると、俺の足元に靴を置く吉桜。



スタッフ「スタンバイお願いします!」
 スタッフ達が次の登場の準備をしている。


(もう時間か…)



A「先 いくね」
 相葉くんが一人スタンバイに向かっていく。


(はや! 俺も急ごう…)


 靴を履いていると、潤が強張った顔で通っていく。

 潤の後をゆっくりついて行く智くん。


スタッフ「あと、1分!」
スタッフ「はーい」


 智くんが立ち止った。


「大丈夫なの?」
智くんに近づく。

O「わかんない 今 松潤が聞いている」
 小さく頭を横に振る智くん。
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