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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第62章 〜インタビュー映像〜 メインステージの下


櫻井視点

智くんのバック転が無事終わってステージが暗転し始めた。

 足早にステージからはける雅紀。

背中を擦りながらはけていく智くん。


(うーん
 一緒の方にはければ 回復力を御裾分けできるのに…

 でも そんなことしたら…)


《落ちるわよ?》
耳後ろから声だした。

 ぅわっ

変な声がでたような気がして 口を押さえた。

桔梗《くすっ 変な顔》
 正面に声の主が回ってきた。

《き、桔梗 脅かすなよ》
口にある手を顎まで下ろす。

 桔梗がジーッと俺を見つめ《うん…問題ないようね》っと微笑んだ。

(ん?どうゆうこと?)

桔梗《ジョウキクが呼んでるわよ》
 クルンと回転して消える桔梗。

(ジョウキク?)

A「翔ちゃん 早く行こう?」
 相葉くんが大きく手を振っている。

(ああ 雅紀の事か)
桔梗は10周年の祝いの席で雅紀が掲げた向日葵を好んでいる。

(ヒマワリって呼んだり、ヒムカイって呼んだり、今回は丈菊って まったく普通、マサキって呼んでやればいいのに…)
数歩近付くと、ペンライトの光が見えた。

「あれ?待ってた? ごめんね」
小走りで階段を下りる。


A「ううん 俺が勝手に待ってたの。行こう」
 笑顔の相葉くんがそばのスタッフの方を向く。

スタッフ「はい お二人ともこちらです」
 ペン先からの光が床を照らしていく。

「はーい」
相葉くんの背中を見なが歩き出す。


A「リーダー 練習無しなのに綺麗に跳んだねっ」

「そうだね。さすがだよ」

A「俺だったらいっぱい練習しただろーな」

「相葉くんでそうなら、ある意味俺じゃなくて良かったよ」

A「はは、もしそうなったら どうしたの?」

「『無理』って謝る。只管謝るかな」

A「ステージで平謝り?ちょっと見たいかも」
 いきなり相葉くんが後ろ歩きになる。

「おい ちゃんと前向いて歩けよ」
拳を相葉くんの胸にむける。

A「大丈夫だよ」
 ヘラヘラっと笑う相葉くん。

(お前まで)
「怪我でもしたら洒落にならない」
雅紀の目をきちんと見る。

A「ですよね」
 慌てて体を進行方向に戻す。

(そうそう 相葉くんが後半の柱なんだから…)

A「お先に」
 相葉くんが自分のスペースに飛び込む。

「おう また後でな」
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