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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第55章 1日目 《MC》 2


松本視点

スタッフ「橋本マネが手当てに向かいました」
 着替えているとスタッフが報告に来た。


「ん 分かった」

(うん
 浜地さんと橋本さんが付いていれば 俺は表に居た方がいいな)

「出る」
上着のアロハシャツに袖を通さず 階段を駆け上がる。



『おまたせっ♪』
ステージに出て直ぐ マイクに声を乗せる。


S『早っ!?』
 翔くんが一番に反応してくれた。


(走って来たから 息があがったな)

持っていた上着を肩にかける。


S『また、おっしゃれぇぇ 立ち方おしゃれーっ』
O『15年経っても、おしゃれだなっ』

翔くんたちがおべっかをいうから 会場が笑っている。

(そう? ちょっと乗ろうかなぁ)
モデル立ちしてポーズを取って その笑いに乗る。


S『ふははっ ははっ じゃあ、ちょっと我々も戻りますか?』
 翔くんが二人に声をかけている。

O『ええ、ええ!』
A『そうだね。戻ろっ』


 三人が花道を進むと、その周辺の席で動き出す。


『すごいね なんか ウェーブみたいになってる』
三人が動くと客席が動くを指さす。


(あれ 相葉くん辺りが反応してくれる思ったのに…)


 相葉くんは翔くんと何か話していて俺の方を向いていない。


(あら 残念… でも 通常運転ならいいか)


大野さんがステージに帰って来た。



O「ニノは?」
 大野さんが小さく言う。

「時間かかりそう…」
俺も小さく言う。

O「わかった」
 その言葉を残して着かえに行くリーダー。

「うん」
聞こえてないと思うけど、返事はする。


翔くんと相葉くんがボソボソ会話をして「いってくるね」と俺に声をかけて着替えに行く相葉くん。


S「さて『松本君は、15年前のハワイというと何を憶えている?』
 翔くんが俺の方を向く。


『僕は、髪型がパンチパーマだったことですね』

会場から笑い声が聞こえる。


S『知っていました?
  松本君、ハワイの会見の時、パンチパーマだったんですよ?』
 翔くんが俺の話を補足してくれる。


『あー、(ちゃんと説明しないとな)
 あれね。元は違がかったんだよ。

 デビューが嬉しかったんだろうね。
 気合入れたら、パーマかけてみたら、あーなって』
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