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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第49章 嵐 コンサート 起動!!


本郷「お疲れ様です」
 本郷が翼を隠すことなく飛んできた。

「ああ お疲れ なにか問題か?」

本郷「ええ 今ぁ 浜地さんが側付きなんですが…」
 かったるく話す本郷。

「宮様か」

本郷「はい 結構自由なんですよ
  ここ 僕居ますんで お願いしてもいいですか? 僕がココ適任でしょ?」
 空を見上げる。



  空になびく、いく本の光の筋
飛行能力の方々から行き来している痕跡



「そうだな 犬養には連絡済か?」


本郷「アッチからの連絡です」


「そっか わかった ココ頼むぞ」

本郷「もちのロンです(笑)」
 へへっと笑う本郷。




ステージでは〝五里霧中〟が流れ「はい! はい! はい!」っと大野と二宮が観客をあおっている。


N「 いくぞぉ!」
M『 本日は 晴天なり!』
A『 天国は おとなり!』



人々の客席あたりに亜空間を並列している

 相撲の桝席のようなオープン空間を 桟敷間(サジキマ)
桟敷間にお座りできるのは 格を現す物(花 羽 石 貝 枝)をお持ちの方


それ以上のVIPがご使用されている戸別の部屋を 御簾所(ミスドコロ)と呼ぶ



{良い気分じゃ!}
 胡坐を組んだまま浮遊している霊体

浜地≪宮様 お座りください≫
 浜地がアタフタしながら誘導している。


(今日はいつも以上に ガが強そうだ…)
この霊体は二宮の御憑の核の一角 猴宮(ましらのみや)




≪本日は 嵐の宴にようこそ
 槿の花の御子 猴宮様 お傍番を拝命しました藤渕です≫
桟敷の縁に立って 恭しく頭をさげる。



宮{ぶっち 気でも ふれたか}
 怪訝そうな顔で俺の方を向く宮さま。


(おいおい ここは桟敷間だぞ 他の貴賓がいるんだ、お前も分をわきまえろ)
少しだけにらむ。



N{ようこそ! 嵐でーす}
 “声”を出しながら手を振る二宮。


(初っ端から、力を併用しやがって…)


S『 草むらに咲く花は』
M『 いこ ぅお!』

歌う櫻井と松本

A「はい! はい! はい!」
O「いえーい」

観客をあおる 相葉と大野


N{楽しんでください}
 手を振る二宮。


宮{カズナリぃぃ}
 大きな声を上げ 二宮まで飛んでいく。

浜地≪宮様!≫
 慌てた浜地が宮様の衣を掴む。


桟敷間に鎮座する貴賓の方々がざわつく。
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