• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第48章 コンサート会場 開場 嵐登場まで


櫻井視点

俺たちはヘリポート付近で、衣装に着替え ヘヤ&メイクし本番まで体を温めている。


(今から歌って踊る この体 ガンバレ俺 ファイトだ俺)


吉桜「翔様 お水いかがですか?」
 タオルで包まれたペットボトルを差し出す吉桜。


「あー うん 飲んどく」
受け取りキャップを回す。


(ふふ 俺の好きな銘柄か…)


M「翔くん 俺 先 ヘリ行くね」
 一番に着替えていた潤がレシバーを持って走って行く。

「おお」
返事はしたものの この声は潤に届いているか分からない。


相葉くんと本郷君が何か話している。
その後ろで智くんとニノが話している。


(うんうん 穏やかだ…潤の方をフォローしていた方が良いかぁ)


スタッフ「そろそろ スタンバってください」
 誘導のスタッフが声をかけてきた。


「はい」
ヘリコプターの方に歩ぎだすとニノの強めの声が聞こえた。


(? 何を貸せ?)

振り向くとニノが相葉くんのサングラスを触っていた。


(不具合?)
向きをかえ戻ろうとすると、智くんと目が合った。


(大丈夫?)

智くんが微笑む。


(大丈夫みたい…だな)


 ニノが相葉くんに文句を言っている。

 しょぼんとする相葉くん。


(あぁあ なにかヤラカした?)


 ニノが一人歩き出す。
 話しかけようとしている相葉くんを振り切るように、小走りになる。

(はー これから本番なのに…)


「本番前に なんて顔してるの?」
少しスピードが落ち着いたニノに話しかける。


N「だって…」

「で どしたのよ」
横に並んで歩きながら、内容を聞く。

N「サングラスがズレでカッコつかないって…テンパってた…」

「ふーん で 直してあげたのぉ」

 黙るニノ。


「よしよし さすが 我らのニノ」
ポンポンと肩を叩いてヘリの方に向かう。



M「なに 二人だけ?」
 潤がヘリの前で腕を組んでいる。


「今ね、ニノと話していたんだけど、ヘリに乗り込むところも映像にしない? なぁ にの」

N「え?なに」
 びっくりした顔のニノ。


(ふふ 色んな事考えられなくなったでしょ
 思いつきだけど)

/ 637ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp