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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第48章 コンサート会場 開場 嵐登場まで


二宮視点

俺たちはヘリポートに横付けされた車の周りで

本番衣装に着替え ヘヤ&メイクの最終確認をしている。


 先に着替えている相葉さん 翔さん 潤くんは体をゆっくり 伸ばし動ける体にしている


「あんたは伸ばさなくていいの?」

最後に車から出てきた大野さんに声をかける。

O「ん 大丈夫」
 小さく頭を動かす。

「ホォ お若い事で」

O「若くねーよ さっきちゃんと伸ばしてきたんだよ」

「さっきって 時間…」
密着のカメラが俺たちの撮っている事に気が付く。


スタッフ「ジムに行かれていたんですね」

O「ふふ 特設ジムがあるんだよ」

(ヘリのエンジン音で会話は拾えないはず…)


スタッフ「そろそろ スタンバってください」
 誘導のスタッフが声をかけてきた。


ヘリの方を向くとすでに潤くんの姿があった。


A「ヤバいな これ!」
 相葉さんがテンパってる。


(なぜ いつもいつも…)


A「えーどうしよう!!」
 サングラスをグイグイ触っている。


(本番前になると、なにかヤラカスんだから…)
「貸してみなさい」
相葉さんからサングラス奪いとる。

(で、ドコが壊れているわけ? 壊れてねーじゃんか ゆるいのか?)
サングラスの耳の方を少しだけ曲げる。

「はい。
 これ ずぅっと つけてなきゃいけない物じゃ ねーんだから コレで良いんだよ」


A「あっ ありがとう」


「たく 本番前になって テンパるな」




O「優しいでしょ」
 ニカッと笑う大野さん。

カメラマン「はい」
 カメラを少し下した状態で返事をしている。


(やさしい? アイバカを治てないと、潤くんの進行の邪魔なだけです…)


衣装スタッフ「ジャケットです」

無言で受け取る。


A「あ!まってよ」
 アイバカの涙声を無視て小走りでヘリの方に行く。


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