第47章 本番前の朝リハ

Ｍ『あ　ああ』
　「ちゃんと　入っている？」
　ヘットセットつけて松本さんが帰って来た。


ｽﾀｯﾌ「はい」

Ｍ「次　〝GUTS!〟のタワーメインで踊ってみよっか」

ｽﾀｯﾌ「タワー準備します」





Ｍ「翔くん」

Ｓ「ん」
Ｍ「22の頭少しあおってくれる？」
Ｓ「ああ　周り視るわ」



　イヤモニを触ると動き出す二宮さん。
　大野さん　二宮さんを見て一緒に動き出す。



ｽﾀｯﾌ「タワー準備出来ました」
　ｽﾀｯﾌがステージ下から報告する。


松本さんが頷くと相葉さんと翔様が動き出した。







タワーの前にきた皆さんは何か一言二言会話した後〝GUTS!〟の曲が始まる


　軽く踊ったり、立ち位置を確認し　タワーにスタンバイする。



タワーが上がりきると曲も止まる。


ｽﾀｯﾌ『問題ありませんか？』


　手を振るメンバー

ｽﾀｯﾌ『では　下ります』
　〝感謝カンゲキ雨嵐〟流れはめ、タワーが下がり始める。


　タワーから降りるとそれぞれの移動乗り物に向かって歩きだす。


（お手ふり　は　省くんだ…　誰について行こう）

今日の僕はフリーのカメラ　誰にドコに　という指定はない。




　松本さんが一人走って行く。


（翔様に行くと後で、怒られそうだから…松本さんについて行こう）



Ｍ「ここで　名前は、なーんだ！やって…」
　松本さんがステージから客席を見渡す。


Ｍ「あ　ちょっと」
　僕のカメラの方を向いた松本さんが手招きする。


「は、はい」（なんだろう）


Ｍ「ちょっとさ　みんながはけていく所見たいから　裏に回っててくれる？」

（直接指示きーた！）

「はい　今すぐ裏に回ります」
バタバタ走って移動する。



（あれ、密着なのに離れて良いのか？　後で怒られるヤツかなぁ…）




　他のカメラマンも移動してきた。


（よかった　僕だけ排除じゃなかった！！）




Ｍ『　音楽お願い　』
　松本さんの指示で感謝カンゲキ雨嵐のアウトロが流れ始める。






（あー　移動を後ろから撮っていたら…僕も見えたのかぁ…）
カメラのバッテリー残量を確認しながら　反省する。




本郷「おい　そろそろ戻って来るぞ」
　急に背後に立つ本郷さん。


「はっはい！！」
急いでカメラを構える。