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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第46章 本番一日目の朝


松本視点

「うーん」
ベットの中で大きく背伸びをして体を起こす。



昨日は あれからリーダーが「帰りたい」って呟いたことで、帰り支度が加速した。


ホテルに持って帰れるように、食べかけの食材はきちんと梱包し直す翔くん。


『お前の分は残しているから ちゃんと食べてから仕事に戻る事!』

帰り際 俺の目を見て念押しする翔くん。
うんうん と頭を縦に何回も動かすリーダー。

「わかりました」の言葉を言うと、ご満足な顔で二人は仲良く帰って行った。


その言葉と食事のおかげなのか、残った仕事もスムーズに進み、 早めに帰ってこれて、睡眠も十分とれた。




「よし 行こう…」

部屋を出て、もう動いているスタッフに、今現在の状況を確認するため、フロアの一番奥の部屋に向かく。



N「おはようございます」
 部屋に入ると、数台のパソコンを動かしているニノ。


「おはよう ニノ」


N「昨日の修正ポイント確認しましたよ
  潤くんが気になるトコ ココ動かしたらうまく行くと思います」
 パソコンに表示されてる時間軸の表を指さすニノ。


「もう 確認したの ありがたい」


N「朝から バカがうるさくてさ… はー もっと寝たかったのに…」
 大きくため息をつくニノ。


A「なんだよ せっかくコーヒー淹れたのにぃ!」
 トレイにコーヒーカップを乗せてやって来た相葉くん。


N「もう 耳痛いって!」



「おはよう 一番だったの?」


A「うん! 俺が一番! 潤ちゃんもコーヒー飲む?」
 相葉くんがキラキラした目でこっちを見ている。


「うーん(その目を向けられたら 断れない) もらうよ」


A「わーい どうぞ! はい ニノも」
 俺の前にカップを置くと ニノにもコップを渡す。


N「パソコンの前に置かないでくださいよ」
A「置いてないよ」


(朝から 仲いいね…)




A「大ちゃん おはよう」
 ダッシュで入口の方に行く相葉くん。

(リーダー来たんだ 早いな…)


 はーっと息を吐くニノ。


「朝から お疲れ」

N「遠足の日の小学生ですから 彼方此方行かれるより ここに居てもらう方が良いんですよ」
 アイスコーヒーに口を付けるニノ。
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