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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第6章 通常運転です


相葉視点

潤ちゃんが俺の後ろについてくる。

(ニノの指令は完了だね よし! 今日は朝から調子がいい)


小さく拳を握って、感情を心に刻む。



 翔ちゃんの部屋の扉に手を伸ばしたら「ピンを買わすぞ」とニノのマジ声が聞こえた。

「ピン?」

M「今の何? マジ声だったよ?」
 小走りで近づいて来る潤ちゃん。


「わかんない?とりあえず 入ろう」
扉を思いっきり開ける。


 ズンズン大股で入っていく潤ちゃん。


(あ!先 行かないでよ)
小走りで俺も部屋に入る。


M「なになに? 外まで聞こえてるよ?」
 潤ちゃんの声が部屋に響いている。


「なんか あった?」
テーブルにいる皆の所に近づく。


シュンとしている大ちゃんとノートパソコンを抱えてムッとしているカズがいた。

(なっ!なんか ありあり?外敵?内敵? いないよね)
キョロキョロ周りを確認



S「はは 凄いタイミングできたね」
 翔ちゃんが笑って迎えてくれた。


(翔ちゃんが笑ってるから、危機的じゃ無いには、わかるけど…)



N「考え無しにパソコンにカップを!」
 大ちゃんをジロッと睨み付けるカズ。

(パソコンにカップ?)


 カップを胸に隠す大ちゃん。

(あの?カップが?パソコンの邪魔したの?)


M「え?ニノの大事なパソにコーヒーかけそうになったの? ははっ …そりゃ 怒るわ」
 潤ちゃんが肩を揺らして、大ちゃんを見ている。

(潤ちゃんはもう 状況を把握したの?)


O「ワザとじゃねーよ」
 大ちゃんが困った顔してても潤ちゃんの方に向く。


(俺は…)


S「雅紀」
 翔ちゃんがポンポンと俺の肩を叩いてきた。


(翔ちゃん…)

S「ぷっ 変な顔っ」
 翔ちゃん口から液体をこぼしそうになる。


「え?(変な顔?)えっ」(どんな顔してるんだろう…)
顔を触る。


S「さっきね ニノがコメント打込みしてるトコに、智くんがすり寄ったのよ
 で、中身パソコンにかかりそうだったから、激怒り って感じだよ」
 ニコニコ翔ちゃんが説明してくれた。


(そう…なんだ…
 もうリアルモードなんだね… よかった…)

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