第5章 さっぱりした気分で
相葉視点
潤ちゃんがバスルームから出てくるまで俺はすることがない
「よいしょ」
とりあえずソファーに座る。
(なにして 待とうかなぁ)
「うーーーーーん」
背もたれに、背中をゆっくり預け 両手を伸ばす。
( ももちゃぁぁん )
声にならないように気を付けながら モモちゃんの気配を探す。
「いないのかぁ
うんじゃ 今は 独り占めだね♪」
大きく潤ちゃんの匂いを吸い込む。
匂いにつられて、キラキラ輝く松本潤が脳内に広がる。
(松潤♡やっぱ かっこいいわぁ)
伸ばした手を頭の後ろで組んで目を閉じる。
(いまから ライブかぁ)
大好きなメンバーを思いだす
キリッとした櫻井翔
(翔ちゃん!おっとこ前ぇ)
超キレキレに踊る大野智
(大ちゃん…さすがだよ🎵)
ニヤっと笑う二宮和也が出てきた。
「ひゃははっ」
(どうして、だろう… カズを思い出そうとすると ニヤ顔が出てくるんだよ)
「ちょっと 人の部屋で…」
後ろから声が聞こえた。
「わっ!!」
声の方に顔を向ける。
M「気持ち悪いよ」
少し眉間にシワを寄せている潤ちゃんが立っていた。
(潤ちゃん!)
「もう出たの? 早くない?」
体を反転させ、姿を確認する。
M「シャワーと着替えだけだから こんなもんでしょ?」
ガシガシ頭をタオルで拭く潤ちゃん。
(服…もうバッチリじゃん)
「じゃあ 翔ちゃんの部屋行くぅ?」
M「その為に、部屋に来たんだろ?行こう」
「オーケー」
ソファーからピョンと立ち上がる。