第31章 ドットコム行きまーす!
相葉視点
N「助手ぐらいしてあげますよ?」
横を歩くニノが手をひらひら動かしている。
(え?手伝ってくれるの?)
N「ふふ、そんな顔しないでよ」
ふふっと笑うカズ。
(わー♡カズが手伝ってくれるぅ)
「うれしい!よろしくお願いします!」
両手を伸ばして頭を下げた。
(一気に気分あがった!!ガンガン作るぞ!!)
N「あくまでも助手ですよ。助手!!」
せっかくのカズくんがニノ口調に戻ってしまった。
(えっっっ
あ!
もぉ♡ 耳まで赤くして!カズったらぉ♡)
N「ほら、作るんだから、急いで急いで!」
カズが俺の背中側に回って押してはじめる。
「はいはーい」
(赤いの見られたくないんですよねぇぇ 分かってますよぉぅ)
こめかみをトントンしながら歩く。
(ドットコムしてれば、考えてる見えるでしょ?
ここは サンケイ?だっけぇ?翔ちゃんが言ってたのぉ?
ま!
そんな的な余裕を見せてあげますぅ)
本郷「こちらに 用意しています」
日翅ちゃんが扉を押えて待っていた。
「ん こっちね」
嵐コンテナの横のキッチンがあるコンテナに入る。
入って直ぐのテーブルにビニール袋にハサミ、ガムテープと並んでいた。
「ではでは、作りますよぉ」
腕を回しながら椅子に座ってビニールを一枚引っ張り出す。
N「テレテレテッテテテテ テェテェテェ」
クッキングのオープニングのマネをし始まるカズ。
「今日の🎵ビニールをカッパに変えます!」
急いで立ち上がって、無いカメラに向かって笑顔を作る。
N「そこは先生『ビニールでカッパを作ります』ですよぉ」
可愛く体を倒してツッコミを入れてくるカズ。
「なぬ 助手の君に指摘されるとは 心外だな」
教授風にない髭を触ってカズを見る。
N「あーも いいから さっさと作る!」
冷たい目で睨んでいるカズ。
(もう…終わりなのかぁ)
「はーい!」
ハサミを持って、切り始める。
チャ チャラ チャラララ チャ!ッチャ!
ここを切りまして
ココを 止めて止めまして…
カーンターンな ビニカッパの出来上がりぃぃぃ