第24章 休憩しよう
相葉視点
「お疲れ様でーす!」
コンテナの扉をくぐって、挨拶する。
潤ちゃんと日翅ちゃんが俺を見つめる。
(ん?なに?
俺ぇなんで見つめられてるのぉ?)
日翅ちゃんが近づいて来る。
「ねー 松潤と何話していたの?」
側にあったタオルに手を伸ばす。
本郷「二宮さんが機嫌が悪かったので、ボンが何かしたのかと…」
「ぁ゛ん なんだよ 俺が本番前にそんなぁ」
本郷「松本さんが見てますよ」
「ん」
振り向くと潤ちゃんが見ている。
(やば!「はっは!めんごめんご」
急いで濡れたタンクトップを脱ぐ。
(誤魔化せたかな…
松潤ってコンサートの時って気が立つというか、敏感というか…)
M「ねー 翔くんとリーダーは?」
普通な松潤が俺に聞く。
「一緒にきたよ?いないの?」
持っていたタオルで髪をガシガシ拭く。
(俺のイラっは気にならなかったみたいだね よかった)
橋本「お二人 中に入ってください」
橋本さんが外に向かって話している。
(あ…大ちゃんのマネ…怖いよぉ)
S「お疲れ様です」
O「…さまです」
二人が入ってきた。
本郷「お疲れ様です。着替えとタオルです」
入って来た二人の方を動き出す日翅ちゃん。
(わ! 日翅ちゃん!ちゃんと仕事してる)
タオルを肩に移動させ、俺も二人のスペースを作る。
本郷「今カーテンの中は二宮さんです」
S「じゃ、智くん次どうぞ」
O「翔くん先でいいよ?」
着替える場所を譲り合ってる二人。
仲良しの二人より カーテンの仕切りに入ったままのニノが気になる。
(機嫌が悪いだけかなぁ どっか痛めたんじゃなきゃいいけど…)
吉桜「お待たせしました」
浜地「おまたせしました」
トレイを持った二人が入って来た。
翔ちゃんの新しい子は一目散に翔ちゃんにアイスカフェオレを運んでいく。
「はぁやっ!」
浜地「ふふ 吉桜くんは機敏ですからね はい 相葉くんのアイスミルクティです」
カウンターにグラスを置く浜ちゃん。
「ありがとう!」
グラスに手を伸ばす。
浜地「ストローは?」
「ん いらない そのまま飲む」
そのままグラスに口を付ける。
一口飲んだ時、カーテンからニノが出てきた。