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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第23章 我々は 専属なので


犬養視点

松本さんからの指示を手分けして、こなしていると、滅多に歩いてこない本郷くんが近づいて来る。


「どうかしましたか?」


本郷「そろそろ 休憩を申告しに」
 ニカッと笑って答える本郷くん。


「ああ 休憩(ぶっ続けってるからなぁ)そうですね。お伝えします」
ステージにトントンと登ってボスの位置を確認する。



 踊っている松本潤に直接話すことはできない。



≪ボス≫

 ボスに向け“声”を送る。



ボスがゆっくり俺の方を向く。


≪休憩を進言します≫


ボスはゆっくり松本さんの体に戻っていく。


(おし、伝わったな)
ステージ下に降りていく。



部下「犬養さん。こっちの調整お願いします」
 部下が雨のなか手を降る。


(今度はなんだ?)「今行く!」


部下たちと人のスタッフと一緒にコンサートの機械や霊的武具の調整をしていく。


(人のスタッフには、霊的武具はただの機械部品しか見えないだろうけど…)



我が一族は 代々大口真神様の狛犬として、人の世界で生活している。

 一族の中では下っ端だった俺が今は嵐の専属マネージャーとして“WolfDog”を指揮する使命をもつ。


(大出世だ!!)





スタッフ『すみません 機材チェックします お時間ください』
 運営スタッフから 全体連絡が入る。


松本さんがステージの上から俺を探している。


(おっと 情報を松本さんに伝えなきゃ…)


ステージに上がって来る。


M「なんか あったか?」
 声をかける前に松本さんが手招きする。


「配線を通している溝を補強するそうです」
(表向きはそう言う事になります)


M「どれくらい かかりそう?」


「そんなには…(そうだ ここで 言葉で伝えよう)
 この時間で着替えませんか?休憩の準備ができていると思います」


M「休憩か…」
 メンバーの皆さんを見ながら少し考えている松本さん。


(悩まないで 休憩してください)


M『俺たち着替えしまーす』
 マイクを通して、休憩を宣言する松本さん。


「かしこまりました」

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