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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第23章 我々は 専属なので


本郷視点

雨が降り出して、結構時間がたった。

(今日の松本さん、なかなか時間を止めない…

 こちらから申し出をしないと いけないな)


「そろそろ 休憩を申し込みます」
浜地さんに声をかけコンテナから出る。


コンテナの外に出ると 服装が乱れた橋本さんが立っていた。


「橋本さん」
仲間にはフランクをモットウにしているから、微笑みながら近づく。


橋本「本郷か…」
 橋本さんは服装をパンパンと軽くはたいて整えていく。


「何をしていたんですか?」


橋本「干渉(かんしょう)者の方々と少し御話をしてきただけだ」
 切れ長の目が鋭くなる橋本さん。


「こわっ」


橋本「怖くて結構… 俺の仕事にケチつけるな それより休憩申請か?」
 何事もなかったような服装になった橋本さんが聞く。


「そぉうです
 松本さんドンドン進めるから、そろそろと思って」
(ボンを休ませたい…)


橋本「そうか 運営の方は俺が行こう」
 テントの方に体を向ける橋本さん。


「じゃ 手分けでよろしくです」
手を伸ばす。


 橋本さんが俺の手をチラッと見て『さっさと行け』と顎を動かす。


「ケチ いいじゃん 仲間なんだから…」


橋本「・・・・」


「あんもぉ 無言は嫌ですよ ホント 怖い人だ」


橋本「さっさといけ」
 睨む橋本さん。


「へいへい」






ピカンチのダンスを確認している所に近づく。


犬養「どうかしましたか?」
 犬養さんが走って来た。


「そろそろ 休憩を申告しに」
ニカッと笑って答える。


犬養「休憩…そうですね。お伝えします」
 ステージにトントンと登っていく。


(いいなぁ 俺もステージに上がってみたい…)


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