第1章 嵐がハワイに上陸
相葉視点
グー
(わぁ!お腹が鳴った…)
恥ずかしいから、そっと三人の顔を見る。
(二人とも、大ちゃんの方見てるから、俺のお腹の音は聞こえてない?)
ぐー
(さすがに二回目はヤバいよね?)
「なんかさ、お腹空いてない?
翔ちゃんのお迎えまで時間あるよね?ご飯食べない?」
お腹を摩りながらメンバーに声を掛ける。
M「確かに…」
松潤が腕時計で時間を確認する。
N「マック!近くにマックがあるよ」
ニノがスマホで すかさず、検索していた。
「えーハワイでマック?」
(もっとハワイぽい物食べたい!)
N「本場だよ!」
ニノが食い下がる。
「確かにそーだけど…大ちゃんは?なに食べたい?」
押し通しそうなニノを回避するため、大ちゃんに話をふる。
O「今は別に…いらない…」
元気のない返事をする大ちゃん。
少し沈黙
M「どうせならさ、ちゃんとした物食べたいよね」
松潤が検索かけ始める。
N「じゃ、ここは?L&Lバーベキュー…」
ニノが検索で見つけた店を松潤に見せる。
※L&Lはハワイにあるローカルフードチェーン店です
M「あ!その店のロコモコ美味しいよ、あとサイドも充実。
そこにしよう!」
パッと笑顔になる松潤。
N「食べた事ある?」
ちょっとビックリのニノ。
M「あるある。超うまいよ。安いし量あるし。
いろいろ頼んでシアできるよ。
あーでも、
ロコモコは一人一個かな?結構入る味だった…」
前回食べた時の事を思い出している松潤。
N「分かりました。ここにしましょう…
撮影に支障が出ない物を買ってきてくださいね」
情報を素早く送信するニノ。
M「え!俺が買いに行くの?」
「食べた事あるんでしょ?
味知ってる人が行かないと、何が美味しいかわからないじゃ?よろしく!!」
M「まぁ確かに…Driver!
I'd like to go to L&L.」
運転手「日本語ダイジョウブですよ」
三人「そうなの!!」
ハモる俺ら。
O「ふふっ ハモった」
大ちゃんが肩を降らして笑う。
M「なーんだ!!結構、発音頑張ったのに!!」
照れる松潤。
「翔ちゃんみたいだったよ!!」
N「いやぁMJだったよぉ」
車の中は笑い声が広がっていた。