第108章 霊的守護者
お菊(お嬢)視点
{皆さま しばし こちらへお心を向けていただけますか?}
カハラ様の呼びかけに、談笑している精霊様が一斉に反応する。
リーダー様から和也さまが離れると、照明に照らされ、リーダー様のお言葉が始まった。
O『御礼申し上げます。 ありがとうございます』
頭を下げるリーダー様。
(リーダー様は、さすが、大人でございますね。
しっかりされています
さて、ご機嫌麗しくお帰りあそばすために、準備をしなくては…)
{モモ殿}
松本様のモモ殿に声をかける。
モモ殿はちらっと私を見るけど、それ以上反応しない。
(無口なお方…)
リーダー様の周りを良くないモノが漂っている。
(あら これはよろしくありませんね)
同族と共にその良くないモノを排除に向かう。
松潤様と和也様がリーダー様の背後に素早く立つ。
雅紀様も湧き出すモノを踏むながらリーダー様の背後に立つ。
(お菊の出る幕は ありませんでしたね…)
O『で!ここにいます!』
大きく手を広げてるリーダー様が笑顔で翔様を手招きする。
翔さまがリーダー様の隣に並ぶ。
O『この〝嵐〟は たくさんの愛で… 沢山の奇跡を集めた結晶なんです
人の時間は儚いものです。でも、だから、愛おしい
嵐として立つことが出来た これからのあゆみを
どうか 見守ってください 導いてください』
リーダー様が輝く。
その輝きの中にメンバー様方もいらっしゃる。
{ナタラージャ様 パールヴァティー様 お菊は憂いをもたらす事の無いように、これからもお仕えいたします}
S『 精霊様 我々嵐は 人界で15年記念の演武を行います。
しばじ、席を外し、準備をいたします。
お気持ちが向きましたら、器の我々の演武をご観覧ください。
では、失礼します』
翔様が頭を下げる。
モモ殿がフワッとメンバー様を包む。
お菊の姿から猿のお嬢の姿になり、翔様の肩に飛び乗る。
{一っ飛びですよ}
次にリーダー様 松潤様 雅紀様 和也様と肩を飛び移る。
モモ{ 人界へ帰還 }
モモ殿の力づよい声と共に、宴の席からメンバー様の魂が浮く。