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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第107章 俺なりの挨拶


大野視点


N「はいはい 挨拶するんでしょ?」
 パンパンと手を叩く音が聞こえた。


音の方を向くと、ニヤッと笑うニノが近づいてきた。


(あ…そうだった…)
「うん」
手帳を見せて頷く。




S「ちゃんと挨拶して、一度帰ろう?」
 翔くんが少し首を傾げて言う。


(かえる?)

M「帰る?」
 松潤がすぐに反応した。



S「うん」
 翔くんも松潤に答える。

S「この宴のトキの流れに居続けると、肉体とのね…」
 そして、説明をしはじめる翔くん。

M「肉体とのつながり?」
 松潤が翔くんに質問する。

S「そう つながり…」
 言葉を探す翔くん。





A「肉体はちゃんと寝てるよね?」
 ニノの背中からピョコっと声をかける相葉ちゃん。


N「黙ってなさい」
 高速で体を反転してきたニノに相葉くんの額をペシっと叩かれた。

A「イタ!」
 叩かれた額を押さえる相葉ちゃん。

S「ふふ」
 翔くんがクスクス笑っている。



(あれ なんか 空気が穏やかになった…

 もしかして 俺の緊張をほぐしてくれたのかな?)




M「じゃあ リーダーが挨拶したら、一度退室するって宣言する?」
 松潤が いつも通りに道筋を立てた。


S「ああ キランのキメが 決まったら 俺から宣言するよ」
 翔くんも いつも通りに、自分の行動を言う。

M「じゃ、リーダー いける?」
 松潤が俺に声をかけてきた。


「おおよ」
手帳を持った手を上げて、返事をする。


M「じゃ、やろう!」
 スタスタ ステージに向かう松潤。


N「はい! 早速 立ち位置へ」
 俺の背中を押してステージ中央に向かう。


(おお 結構 立派なステージになったなぁ)


{皆さま しばし こちらへお心を向けていただけますか?}
 カハラ様の呼びかけが響く。



N「じゃ、バシッと決めてください」
 背中をポンっと押して俺から離れていくニノ。


「おぅ」
小さく返事をして、息を整え一歩前に進む。



 高位精霊が俺に注目してきた。


それと 同時に照明も集まって来た。

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