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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第84章 魂の宴 我々のやり方


相葉視点

O「最初は!」
 大ちゃんの声が響く。


「「「「「グー!!じゃんけん ぽん」」」」」

 五つの手が綺麗な輪になる。

俺が出したグーが3つ



N「オシ!!」
S「オシャ!」

 パーを出したカズと翔ちゃんが手をあげ「イッェーイ!」の声と パンッ 良い音を立ててハイタッチした。


N「やったね!」
S「うん♪」
 嬉しそうなカズと翔ちゃん。


(あんなに嬉しそうな顔をしている二人に、抱きつきたい!

「くぅぅ」

 パー出したらあそこに入れたのに!

 次は勝つぞぉぉぉ



 ん?)

少し離れた場所で、輝く大きな鳥が舞い降りた。



(あの鳥…見覚えがある…最近、気がついたんだ、遠くがよく見える

 前からだったけど、視力?が良くなった気がする)



N「いい?」
 いきなり策士二宮の声が聞こえた。

M「え?演出?」
 潤ちゃんが珍しい位キョドっている。


(わ!話、全然聞いてなかった!え?何の話だろう)
ニノと潤ちゃんの話を聞く体制を取る。

N「うん 勝ったからね」


(え?勝った?)

呆けていると、ニノに翔ちゃんの手帳を取られた。

「あ!まだよく読んでないのに!」

手帳を取り返そうとすると「もう 読まなくていい!」とニノに言われた。

(むぅぅ)

 手帳を開いて、何かを開き込むニノ。

(じゃ、勝手に中見る!)

挨拶文らしき文章に、吹き出しみたいに、追加を書いていた。

(した人に抱きつく 肩を組む 効果音を入れる?ああ、演出ってこの事か…)
「じゃぁ 俺も勝ったらソレに参加してもいいの?」
(出来る事は、手伝うよ?)

ニノの頬に俺の頬をくっつける。

N「相葉さんは この文章構成に充分 貢献しましたから、大丈夫です」
 俺の顔を片手で押さえ鬱陶しいっと目が言っているカズ。


(チャンス🎵)
「えぇ どこらへんが 貢献なのぉ?」
カズの手から手帳を抜き取る。


N「あ!ちょっと…書き込みたいのに…」
 手帳を取り戻そうと手を伸ばしてくるカズ。


(この、高さは取りにくいよねぇ~)

その手が微妙に届かない高さに上げる俺。

N「もぉ!言葉とか いっぱい言ってたでしょぉ?」
 ピョンと小さくジャンプするカズ。



「じゃ ここと…ここぉ?」

開いた手帳の文章を指さしてみた。

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