第81章 魂の宴 ほら 話を進めるよ
松本視点
A「しゃがむとより 書きやすいだろ?」
椅子をポンポンっと叩いてニノを誘導する相葉くん。
(お! 泣かなかった! しかも 普通の顔してる!耐えたのか?慣れたのか?)
N「確かに…」
語尾が小さくなっていくニノ。
(相葉くんも少しは、成長したってことかな)
S「和也? 挨拶の原案って纏まってる?」
翔くんがニノの持つ手帳を指さした。
N「うん。これでいいかな?」
ニノが手帳を開いて翔くんに差し出す。
翔くは、そのまま手帳を受け取って、中を意識を向ける。
(どんなの書いたのかな?短時間だったし、一人でまとめたしな?)
ニノは翔くんからのコメントを、ドキドキしている顔で待っている。
ふっと顔を上げた翔くんは「いいと思うよ」と言ってリーダーに手帳を渡した。
(翔くんがいいならリーダー承認要らないと思うよ?)
O「おお。さすが和也!」
驚いた顔をしてリーダー。その顔は満足そうだ。微妙に
N「へへ」
素直にうれしそうな顔をしたニノ。
A「俺にも見せて!」
リーダーが持つ手帳を見せてと手を出す相葉くん。
O「いいよ」
リーダーが手帳を相葉くんに渡そうとする。
N「アイバカさんには見せません」
手帳をスッと取り上げるニノ。
A「え? なぁんでよ!!てかぁ、バカ言うな!!」
頬を膨らませて抗議する相葉くん。
N「あなたに原稿読まれると、ネタ駄々漏れです」
手帳を閉じてニヤッと笑うニノ。
(はは 俺…この感じが好きなんだ…)
O「見せてやれよ。まだ誰がするか決めてないんだからさぁ」
助け船を出したリーダー。
(ふふ リーダーがナカ 取ってる🎵)
S「これが“原稿の基礎”ってことで、後は挨拶する人が肉を付けようでいいよね。潤?」
「お!いい案だね!」
N「…みなさんがそういうなら、かまいませんけど…」
口を尖がらして下を向くニノ。
A「むー まーいいけど みせて!」
N「はい」
手帳を渡すニノ。
嬉しそうに受け取て中をみる相葉くん。
N「早速だけどさ する人決めましょ」
手を軽くコネコネしているニノ。
「お!俺たちのやり方ですね?」
N「そうですよぉ」
ニコッと笑うニノ。