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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第73章 魂の宴 食べて飲んで 話して


相葉視点

 困ったような眉をハの字して、俺を見つめる大ちゃん。

(ね?どうしたの?)
翔ちゃんに確認しようと翔ちゃんを見る

 テヘって舌を出して距離を取った翔ちゃん。
 ハの字の眉がドンドン下がっていく大ちゃん。

 ピョンピョンとスキップして近付く潤ちゃんが見えた。

「ねー もう 酔ったの?せっかく ケーキのオーダーもしたのにさぁ」
ガバッと抱き付つ。

(こうすれば、潤ちゃんに見られないし、聞こえないよ?)
「でぇ 本当にどうしたの?(もしかして)翔ちゃんとキスしたの?」

大ちゃんが目を見開いて『キ キスゥ』と口が動かす。

(あら、ホント?)「ふふ 良かったね」(カズにも潤ちゃんにも見られてないよ!)


M「騒がしいですけど? 何かありました?」
 ニヤニヤ笑いながら、俺達に近付く潤ちゃん。

(わっ もしかして、見てた?

 ココならイイじゃん)
ぎゅっと大ちゃんを抱きしめる。

(ん?潤ちゃん?顔がヒク付いてるいるよ?)


M「30過ぎの男五人が頭にハイビスカス乗っけてるの違和感 なくなったね」
 両手の人差し指を俺達の頭に乗っているハイビスカスを指差しながら話す潤ちゃん。


(大ちゃん?潤ちゃんに何かしたの?)


胸の中にいる大ちゃんの顔は見えないけど、何となく睨んでるような気がした。


(じゃ、話会わせるよ?)
「嵐ロゴで結構見ていたから?」
大ちゃんを抱きしめたまま潤ちゃんを見る。



S「ハイビスカスの花言葉は『新しい始まり』って言うんだ!
  15年アニバーサリーにふさわしいだろ♪」
 翔ちゃんも花を触りながらポーズキメて話に入ってきた。


O「ハワイだから『この花』なのかと思ってた!」
 俺の胸の中で大ちゃんが体を反転した。

 向き合う形になった翔ちゃんが「説明 したような気がするよ」唇を尖らす。


(いつ?会議の時?ゴメーン 記憶にないなぁ)


N「もぉ ロゴの事は、置いといて、飲もう?」
 お酒の方のグラスを見せるカズ。

O「よーし 飲むぞ!!」
 スルッと腕から出て行く大ちゃん。

 大ちゃんが俺をチラッと見た。

(あ!え? あぁ)
「おー 飲み明かすぞ!!」
適当に話を合わせる。


 大ちゃんがニコッと笑った。
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