第5章 懐かしさが溢れてくる
二宮視点
S「わーー」
翔さんが口を大きく開けて、中に入った。
(よしよし…)
俺はすぐ横を歩く。
ここは、嵐の嵐だけの休憩コンテナハウス。
サイズ:海上コンテナ規格20ftサイズと同様
W 2438mm×L 6058mm×H 2896mm
けして広くはない。
装備もクーラーと冷蔵庫とカウンターに乗っているバリスタ。
そのカウンターにセットの背もたれの長い細い椅子が五脚ある。
部屋の仕切りのなるカーテンが天井から吊り下げてあるだけ。
窓はないけど、天窓と木目調の壁紙のおかげで部屋は暗くない。
電気も付いているし…
M「船で運んだんだってよ」
潤くんが智さんと一緒に入ってきた。
O「すごいなぁー!外は普通のコンテナなのに・・」
興味津々の智さん。
S「マジでスゲー…」
翔さんは壁やカウンターを触っている。
(おじさん二人の反応が同じでおもしろい…)
A「冷蔵庫も冷えてるよ!」
おじさん達と同じテンションで冷蔵庫をパカパカ開けながら笑っているまーくん。
(あなた…初めてじゃないでしょ…まったく…)
A「トイレもあるんだよ!」
(怪しいくなるので、少し黙ってて!!)
≪ペスカルト≫
※ペスカトルとは、ドラゴンクエストの魔法 効果は、ふしぎなおどり封じです。
二宮の放った『言の葉』“ことのは”は淡い黄緑の輝きになり、相葉の体を包む。
A「?なんだろう?椅子に座りたくなったぁ?」
ふしぎな顔で回りを見ているまーくん。
「疑問形で聞かれても困りますよ。お座りになって?」
一番近くの椅子を引いて、誘導する。
「どうぞ(笑)」
A「そうさせていただきます…」
素直に座るまーくん
(きくねー(笑)天然の方々には…本当におもしろく効く♪)