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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第56章 ちょっと 寄り道


二宮視点

A「この人は“和也”って言うんだよ!」

(呼び捨て!)

A「メレメレ ちがう かずなり!」
 マー君がメネフネぽく話す。

(そこ?はー名前じゃないし…)

S「雅紀。melemeleは ハワイ語で黄色って意味なんだよ」
 すぐさま補足する翔さん。

(そうだよ メネフネは器の名称より、精霊にもらった花の色で俺たちを認識している)

{そうだ お前は 'ōma'oma'oだ}
緑色い布を巻いたメネフネが胸を張って言う。

(緑を纏うと天然になるのか?)

A「おーまおまお?魔王みたいだね?」
 潤くんに向かって笑って言うマー君。

M「ははっ 相葉くんの発想はいつもビックリするよ」
 吹き出す潤くん。

 その二人を見ている翔さん。


A「翔ちゃん?おーまぉまおってどういう意味?」


S「緑だよ ちなみに
  赤が'ula'ula。オレンジがalani。melemeleが黄。'ōma'oma'oが緑。
  uliuliが青。poniが紫 これが ハワイの虹の色だよ」
 さらっと言い切る翔さん。


(さすが、博学ぅ!!)


O「すげー」
 大野さんの口が動いている。

M「でた 翔さんメモ」
 ニヤッと笑う潤くん。

(お勉強モードに降れるたぞ!!)

S「なんなら 虹を作ったメネフネの絵本読んでやろうか?」
 ふふふふっと笑う翔さん。

(ほら! 翔さん先生が迫ってますよ!回避できる?)


M「それは また 後日 時間がある時にでもって事で!」
 小さく頭を下げる潤くん。


(うまく 逃げたね!)

フワフワ浮いていると、真っ白い雲が集まってきた。

(雲の精霊か…)

{ao(アオ)たちだよ}
雲の上に座っている精霊を紹介してくれるメネフネ。


{下界に“おみ足”を下せません
〝嵐〟さま方の踏み場として、参上しました}
雲の上にいた霊が深々と頭を下げる。

足の下にモクモクと雲の塊が出来た。

(俺 ジュゲムになるのか?いいね♬ やった事ないし…)
足元の雲につま先だけ入れてみた。

※ジュゲム マリオゲームで雲に乗って敵を落としてくるカメの事です。


(あッ結構堅そうだな…)
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