第27章 ハワイのウイスキー登場

大野視点

Ａ「みてみて！潤ちゃんが、自腹でお酒買って来たんだって！！」
　相葉ちゃんがテンション高くテーブルの上に見慣れない瓶を置く。

Ａ「パンオロって、どんな味かな？潤ちゃんは知ってる？」
　ラベルを指さして笑っている相葉ちゃん。

Ｍ「おしい！パニオロって読むんだよ」
　松潤がアイスペールと細長い箱を脇に抱えて現れた。

Ａ「パニオロぉ？あ…‘Ｉ’があるね…」
　ラベルを確認する相葉ちゃん。

Ｎ「アイバカさんは、P･A･Nって書いてたら“パン”になるんの？」
　ニヤニヤ笑ってパスタを食べている和也。

Ａ「あー！また！俺の事バカって言った！！」
　律儀に抗議する相葉ちゃん。

（このクダリ…　定番！）

Ｓ「飲もうよ！どんな味かな！」
　翔くんがウキウキした目でこっちを見る。

「どんな味だろうね。美味しいといいね♡」
嬉しくて、笑顔になる。

「ね～♡」
　翔ちゃんがニコニコ顔で返してくれた。

Ｍ「こっちに移るなら、氷あるから俺作るよ!!それとも自分で作る？」
　アイスペールを触りながら言う松潤。

　その行動を見て、和也が話し出した。
Ｎ「Ｊは、食べなよ。
　　さっきからビールばっか飲んでたでしょ？」

　和也の指摘で、松潤の皿を見ると、余り減っていない。

Ｎ「相葉氏というバーテンダーがいますので、お酒の事は気にしなくて良いよ♪」
　ニコッと笑って、相葉ちゃんの方を向く和也。

Ａ「ご指名ありがとう　バーテンダーの雅紀です」
　カッコよく微笑を浮かべる相葉ちゃん。

（何気に楽しくなりそう♪おいらも参加しよう♪）
「マスターおすすめの飲み方は？」

昔見た映画のバーシーンで男優がしていたように、右手のひじをついてキャラに入っている相葉ちゃんに話しかける。


Ａ「そうですね…
　　まずは、トワイスアップで味を確かめましょう。
　　お水お持ちします」
　キッチンの方に体を向けるバーテンダー雅紀。

（様になってる…かっこいいよ雅紀）

Ｍ「お！ポイね」
　松潤がニヤッと笑う。

Ａ「ポイって言うなよ。ちゃんとそれなりに、出来るまで習ったんだから！！」
　松潤のツッコミにも負けずにキッチンに向かう。

（雅紀…一緒に行こうな…）