第27章 ハワイのウイスキー登場
松本視点
俺が買っておいたウイスキーでいつものワイワイ感が溢れ出した。
相葉くんもリーダーも楽しそうにキャラを作っている。
「お!ポイね」
相葉くんのバーテン模様にちょっとだけ、チャチャを入れると「ポイって言うなよ」とちゃんと反応してくれた。
A「ちゃんとそれなりに、出来るまで習ったんだから!!」
顔をクシャッとさせながら、キッチンの方に行く相葉くん。
(なにか足りなかったかな…)
テーブルの上の物をみると、余り量が減っていないリーダーの皿が見えた。
「リーダーちゃんと食べてる?」
O「食べてるよ。コレも松潤が作ってくれたの?」
リーダーが生春巻きを箸で摘まむ。
「それは、取り分けただけだよ」
(俺が作ったら、パクチーは入れません…)
N「そうゆう潤くんはどうですか?」
不意打ちのようにニノが声をかけてきた。
(ヤバ…パクチーをつつかれる…)
「だべてます」
慌ててレタスを頬張る。
N「このおじさんよりずっと、潤くんの方が仕事してますから、ちゃんと食べて下さい」
(食材の指摘じゃないんだね…)
S「お兄さんだ!」
翔さんがニノの発言が気に入らないようだ。
N「翔さんはちゃんとお仕事してましたから『お兄さん』でいいですよ?
で、あなたは今まで何してました?」
またか…見たいな顔のニノが、翔さんをかわして、リーダーの顔に指を近づける。
O「撮影…」
口に物を入れ発言を濁らすリーダー。
S「それは…俺らもしてますよ?」
珍しく、突っ込む翔さん。
O「う…」
言葉に詰まるリーダー。
(翔さんからのツッコミは返せないね。俺がフォローしないと…)
「リーダーには…俺の振りの確認作業があるから結構踊ってもらったよ!!」
O「松潤…そ…そうだね。俺が踊ってた!!」
「頼りにしてます。リーダー。さ!イッパイ食べて!!」
リーダーの皿に生春巻きをのせる。
N「私は相葉氏の手伝いに行きますよ」
席を立つニノ。
「手伝うなら俺が…」
一緒に立ち上がる。
N「潤くんも食べなさい!」
ニノが俺の肩を押して椅子に戻された。
S「ニノ。俺が監視してるよ♪」
翔さんがにやっと笑った。
(監視されなくても俺はちゃんと食べるよ…)
N「よろしくお願いします」
笑顔でキッチンに向かうニノ。