第3章 それぞれ歩幅を…
櫻井視点
「あのあまり見られると食べにくいんですけど…」
照れると申告してみた。
N「えーいいじゃん。
食べている時の翔さん見るの大好きです!」
A「そうそう。美味しく食べてる!って感じがいいよ!」
翔専属「…そ…そうなんですか?
スケジュールにない事ですが、大丈夫ですか?
いえ…では、同行します…
しかし、私は…」
(吉桜の話し方困ってきている…スケジュールがどうとか言ってたな…)
「賛美と、取っていいのかな?」
(気になるけど、今はこっちの話を…)
A「取って取って!サンビ!サンビ!」
N「意味わかって使ってます?」
俺も思った
A「え?えーと賛成が美しい?」
M「それは漢字!」
潤の鋭いツッコミが飛んできた。
(潤はこっちの話も聞いていたのかー
コントみたいな会話いつ聞いても、楽しい…)
A「あひゃひゃひゃ」
「あはははは」
雅紀が笑いだしたら、つられて笑った。
料理は冷たくても、温かい気持ちになる。
(やっぱり、ココに居たい…ずっと一緒に居たい…)
翔専属「分かりました。私はチーフの指示に従います…
必ずチーフが待っているんですね?」
(話がまとまったみたいだ)
翔専属「はい。では後程…」
吉桜が困惑しながら電話を切っていた。
M「何かあったの…」
潤がすぐに対応した。
翔専属「チーフが五人に話があるそうなので、
待機トラックに行くまでに来てほしい所があるそうです」
「どこに行くって?」
残りのハンバーグを数回噛んで、飲み込みマネに話しかける。
M「もう食べたの?」
潤はビックリしたのか、口が開いている。
「あんだけ見られてゆっくり食べれないでしょ?次は温かい物を食べたい」
感想と次のリクエストをふって吉桜の方を向く。