第22章 食事しましょ♪

相葉視点

Ｓ「ねー？聞いてる？」
　翔ちゃんの怖い声が聞こえてきた。


（その声…コワイって…）
「聞いてるよ!!」

Ｍ「もちろん」
　潤ちゃんも慌てて返事をする。

Ｓ「ならいいけど…」
　口を尖らす翔ちゃん。お説教はしないようだ。

（よかった…）

Ｎ「ビールの説明は終わったんでしょ？せっかくの料理がパサパサになるよ」
　カズが、策士の顔を見え隠ししながら料理を指さす。


Ｍ「そうだね。食べよう♪」
　潤ちゃんも気づいているのか、カズの話に乗る。


（ちょっと、気になりだした…
　二人がよく、目を合わせている事…

　ねーカズ？何か考えているよね？潤ちゃんには教えているの？

　なぜ…僕には教えてくれないの？）



Ｏ「松潤に感謝!!」
　大ちゃんが‘パン’っと良い音をさせて合掌した。


（食事をしろって事ですね？）

カズと翔ちゃんも合掌して「いただきます♪」とハモった。


Ｍ「はい。どうぞ♪って、俺が作ったのサラダとスープ位よ」
　照れ顔で話す潤ちゃん。

「分けてくれたの！潤ちゃんだし♪」


Ｏ「いつもすまないね♪」
　大ちゃんが志村さんのマネをして手をヒラヒラ揺らす。


Ｍ「それは言わない。お約束♪」
　大ちゃんの手をちょんと触る潤ちゃん。



Ｏ「松潤からチョンって…くく　くふふ…」
　大ちゃんがツボって笑いだした。

（どこツボった？でも、なんかいい！！）


「ひぁは　ひぁはぁ」

Ｓ「くぅっふふ」
Ｎ「あはははは」

　三人で笑い出した。


Ｍ「そんなに笑わないでよ」
　恥ずかしそうにドカッと椅子に座る潤ちゃん。

「あぁごめんね…まさかの潤ちゃんの娘役。ウケった」
笑いをこらえるようと頑張るけど、恥ずかしそうな潤ちゃんを見たらこらえられない。

Ｍ「もう！！」
　ソッポむく潤ちゃん

Ｓ「智くんも調子戻ってきたね」
　翔ちゃんが笑顔で大ちゃんに話しかける。

Ｏ「ほんとの事だもん。松潤いつもありがとう♡」
　大ちゃんは翔ちゃんの笑顔を見て、笑顔で返す。
　そして、潤ちゃんにも笑顔とお礼を贈っていた。

Ｎ「ほんと、どうもです」
　カズも頭を少し動かす気持ちを贈る。


Ｍ「だから…恥ずかしいって。食べうよ。じゃないと…次のに行けないから…」
　耳まで赤くなった潤ちゃんが、お皿を動かしてごまかしていた。